症状:HDDの低速病?
原因:AFT、あるいはBigSector
とある事情で HP Compaq 6000 Pro SFF に Windows XP をインストールすることになった。
むろん、ネットワークには接続しないオフライン機としてだが。
余剰のHDDで、S.M.A.R.T.に代替処理エラーが 1 出ている、WD15EARS(WesternDigitalのSATA 1.5TB)を使う。
最初は調子よくインストール作業は続くが、DirectX やドライバ類を入れるあたりから、妙に動作が遅い。HDDへのアクセスが止まらず、そのせいでCPUリソースまで消費することになり、作業がはかどらない。
本体のメモリは 4GB なので、32bitOSなら認識できないほどあり、メモリ不足はあり得ない。
それではエラーHDDの故障状況が進んでしまったか、と思ったが、読み取りエラーは発生せず、 CrystalDiskMark のシーケンシャルリードは 90MB/s を超えている。
しかし、書き込みは 37MB/s。
これはおかしい。思い当たるのは「WD低速病」。WD15EARSは該当モデルだ。
対処方法は「後半8MBの無駄パーティションを作ればOK」とのことで、試してみる。インストール中の WindowsXP では遅くて認識さえできない。
本体からHDDを取り出し、外付けケースに入れてメインマシンの Windows7 に接続。しかし、認識に手間取り、外付けケースの電源をオフにすると「○ドライブはフォーマットされていません」とのすっとぼけたメッセージが表示される。
しかたがないので、サーバー研究用につかっていた TX100 S3p の Ubuntu Linux より、 GParted をインストールして作業を果たす。
結果、それでも直らない。
Ultimate Boot CD の HDD Diagnostics で、ゼロフィルクリアを行う。
作業の合間に Web で調べていると、「WindowsXPではAFT、BigSectorに対応しないため、Alignment を調整する必要がある」と記されていた。
これだ。
Alignment を調整するには二通りあった。
1.WD Align Utility を使う
2.ジャンパーピンで 7・8 をショートさせる
結局、この 1.5TB の HDD は使うのをやめて 500GB の HDD を入れたのだが、古い知識を失うと足をすくわれることを思い知らされる。
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