2017年11月3日金曜日

Roundcube と LIP

症状:メールヘッダーに LIP が付かない

原因:Roundcube の標準仕様

対処:プラグイン「additional_message_headers」を追加する


SquirrelMail も RainLoop Webmail も、標準でLAN内の送信IPアドレスをヘッダーに付けてくれたものだ。が、Roundcube はそうではなかった。

通常用途なら不要かもしれないが、社内・教室内では発信元の偽装を行うユーザーも想定しておくべきだ。

特に、Roundcube は表示名の設定でメールアドレスも変更できてしまう(メールサーバーの設定はできないくせに)ので、きちんと認証対策をしておかないと、中傷メールが飛び交うことになりかねない。

この教室では https や SMTP-Auth 、imaps 等を使用していないので、メールヘッダーを追加するプラグインで対応した。


作業:main.inc.php ファイルからプラグインの項目を探し、additional_message_headers を追加する。

$rcmail_config['plugins'] = array('additional_message_headers');

pluginsフォルダ → additional_message_headersフォルダ → config.inc.php.distファイルをたどり、中に書かれている

$config['additional_message_headers']['X-Originating-IP'] = '[' . $_SERVER['REMOTE_ADDR'] .']';

を main.inc.php に追加して完了。

これで、メールヘッダーに X-Originating-IP が追加され、発信元の LIP が表示される。

2017年11月1日水曜日

IE9 と RainLoop

症状: IE9上でRainLoop Webmail を操作するとフリーズする

原因: IEの低いバージョンでは正常動作しないため

対応: Roundcube Webmail 1.2.6 に変更


またもや IE9 である。

SP1が導入された Windows7 とはいえ、オフライン環境ではロールアップ更新もままならない。

せめて IE11 にしてくれれば良いのだが、聞く耳を持ってくれそうにない教室である。


ちなみに RainLoop のテスト動作は、設定・送受信・迷惑メール・アドレス帳と不具合はなかった。

フリーズするのは ハンバーガーメニューのアイコンをクリックしたとき。


「ウインドウを閉じますか? 」のメッセージウインドウの「はい/いいえ」をクリックしても反応がない。 IE の閉じるボタンも反応無し。

実は内部で動作はしているのだが、異様な処理が行われ(JavaScriptだろうか)、およそ30秒ほど固まってしまう。正直、実習では使い物にはならないだろう、と思う。


結局、昨年まで利用していた Roundcube を再導入して運用することに。

教育業界に ICT の理解を求めるのは困難なことだなあ。

FreenomのドメインメールがGmailに届かない

症状: Freenom で取得したドメインを Value-Domain で運用すると、Gmail には550エラーで到達しない 原因: DNSの信頼性がないため、SPFに登録する必要がある 対処: DNS設定に txt @ v=spf1 a:取得ドメイン ~all を追加する F...