2018年7月16日月曜日

VirtualBox の共有フォルダが動作しない

症状:VirtualBoxで共有フォルダにアクセスをするとエクスプローラーが停止する。

原因:サービスの Distributed Link Tracking Client が無効になっていたため

対処:サービスから Distributed Link Tracking Client を開始する


当方のホストOSは Windows7 Pro x64 で、ゲストOSに Windows XP Pro を使用している。

ここ最近の Windows Update のせいか、突然 VirtualBox の共有フォルダが上記の症状で使えなくなってしまった。

音割れ対策のために 5.1.24 のバージョンを使用していたためかと思い、5.2.14 にアップグレードしたり、セーフモードから Guest Additions を再インストールしたりしてみたが効果がなく、不便さを禁じ得なかった。

CPUやメモリのリソース を空けるために、不要と思われるサービスを切っていたが、これが原因では? と考えて試していったところ、ゲストOSの Distributed Link Tracking Client を開始すると、以前と同じくアクセスできるようになった。

共有フォルダの場所が RAMDISK のせいかとも予測したが、それは無関係だった。

セキュリティの強化のためかもしれないが、突然の仕様変更に戸惑うのは、いつもユーザーなのである。

2018年7月3日火曜日

MP3プレーヤーで m4a が再生できない

症状:AGPtEK A20 で m4aファイルを再生すると、再起動してしまう

原因:MP4 のコンテナが ISO Base Media なため

対処:MP4Box で iTunes AAC-LC に変換する


音楽データである AACファイルは複数の種類があり、生の AAC や原型の ISO Base Media であったり、Apple用のフォーマットに分けられる。

TS から抽出された AACファイルは、いわゆる raw(生)のAACであり、このままではストリーミングには適していても、単体の再生ではシークができない不便さがある。

そこで、MP4Box を使って aac → m4a の変換を行い、iTunes で用いられる AAC にして単体再生に便利な状態にするのが常だ。

しかし、いくつかの AACファイルは、MP4フォーマット準拠の ISO Base Media で公開されることがある。

foobar2000等の高性能なプレーヤーソフトでは問題なく再生できても、中国製の安価なMP3プレーヤーではそうはいかないケースがあるようだ。


解決方法は次の通り。

raw-AAC ←→ m4a の相互変換が可能な MP4Box で m4a → raw-AAC → m4a と二段階の過程でコンテナを再構築する。

この操作はコンテナのみを変換しているので、元のデータは破壊されない。したがって、音の劣化は生じず、利便性を向上することができる。


MP4Box はコンソール用のソフトウェアなので、

mp4box -raw 2 "m4aのファイル名" -out "raw-AACのファイル名".aac

として、raw-AAC に変換する。

※ -raw 2 の数字は、m4aに格納された ID を調べること。
※ m4a内の ID を調べるには、黒羽製作所の「真空波動研SuperLite」が便利。

これを Apple iTunes AAC-LC に再変換するために、

mp4box -add "raw-AACのファイル名" "元のファイル名".m4a

として再構築が完了する。

※拡張子に注意


これに気づくのに20分ほど要してしまった。

それまでは再生できないデータを flac にエンコードし、ロスレスの代償にファイルサイズの増大を招いていた。


※この商品、実に2週間足らずで故障したため、返品処理を行って手放してしまった。

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