2018年10月23日火曜日

TX100 S3pで Windows10 のインストールに失敗する

症状:Windows10 Pro x64 をクリーンインストールするとエラーが発生して進まない

原因:PCI-E に USB 3.0 のカードを増設していたため

対処:PCI-E には グラフィックカード以外は差さない

Fujitsu の名サーバーである TX100 S3p を所有しており、長らくローカルのサーバーとして活用してきた。職場が変わって使う機会がなくなったため、パーツを追加・交換して Windows10 を導入してみることにした。

CPU: Core i3-2100
Mem: DDR3 ECC 1333MHz 8GB (2GB*4)
GPU: Nvidia GeForce GT 430 (ファンレス・x8運用)
HDD: 320GB*2 (起動が遅いのでRAID → AHCI)
PCI-E: USB 3.0 2Port (Renesas Electronics µPD720200)

といった構成になった。

およそ7~8年前のスペックだが、動画処理もゲームにも使わないのだから、別段、問題は生じない。CPUは論理4コアもあれば十分だし、Windowsサービスも不要な物は停止すればメモリは 8GB でお釣りが来る。動画再生は DXVA に対応していれば、フルHDで遅延もない。

さて、何はともあれインストールである。

Windows10 の ISOファイルを Microsoft Windows and Office ISO Download Tool でダウンロードし、Rufus で USBメモリに書き込んでインストーラーにする。あとは TX100 S3p の USB 2.0 側のポートに差せば完了だ。

……が。何度やっても、

問題が発生したため、PCを再起動する必要があります。自動的に再起動します。

QRコード付きのブルーバック画面になってしまう。

ダウンロードした ISOファイルのハッシュチェックを行ったり、BIOS の確認をしてみたりしたが、繰り返すエラーに辟易とするだけだった。

こんな時は問題の切り分けとして、構成を単純化してしまうのが良い。

試しに USB 3.0 の PCI-Eカードを抜いてインストール作業を始めると……まるでトラブルでもなかったように進行するではないか。

Amazon で購入したメーカー不詳のカードとはいえ、Linux(Basix 3.0 x64)では快適に動作していたし、別PCの Windows 8.1 ではドライバさえ入れれば不具合はなかった。

まさか、装着しているだけでエラーを起こすとは。

Windows10 は以前の OS に比べてエラーに弱くなった。
Windows9x 時代はドライバ関連で BSoD を吐くことが多かったが、その頃にまで遡ったかのようだ。

ひたすら従順を押しつける、巨大化したアプリのようなOS。
それこそが Microsoft Windows というものなのだろう。


追記
別メーカーの同チップカードを装着したが、やはり上記の BSoD が……。
どうやら µPD720200 の USB 3.0カードは Windows10 において鬼門のようである;

さらに追記
三回の再起動で自動修復が行われるが、その折に認識するようになった。
Renesas ドライバが入っているが、どうなっているのやら;

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