Zenfone2 Laser (ZE500KL・Z00ED)の OS は Android 6 と古い。
Let's Encrypt の証明書問題は回避されたが、セキュリティパッチも2017年から更新されていないため、安全に使用できるとはいえない。
幸いこの機種はカスタムファームウェアを導入できるため、Lineage OS 16.0 に書き換えることで Andoroid 9 相当のOS環境にアップグレードを図ることができた。
公式のアンロックブートローダーを実行すれば、カスタムファームウェアの導入準備は整うわけだが、いつの間にか非公開となっており、以前にダウンロードしておいた APK を使用しても「不明なエラーが…」と表示されて先に進めない。
どうやらブートローダーのアンロックには、ASUSのサーバーと通信する必要があるらしいのだが、このサーバーの運用が終了している模様。
5chの板の199に書き込まれた情報で、台湾サイトにオフラインでのアンロック方法が公開されているとあり、成功した人がいるので自分もアンロックしてみた。
【密技】ZenFone 2 Laser (ZE500KL/Z00ED) 非官方解鎖 Unofficial Unlock Bootloader @智慧型手機 哈啦板 - 巴哈姆特
スマートフォンと通信するのに SDK Platform-Tools は必須である。
要は adb.exe が使えればよく、現時点最新の30.0.5(2020 年 11 月)をインストールしておいた。
TWRPはファームウェアを書き込んだり、システムのバックアップを取ったりできるツールだが、機種に応じたイメージデータを取得しなければならないことと、TWRPのバージョンが古いと最新のファームウェアをインストールできないことがあることに注意しなければならない。
Zenfone2 Laser(ZE500KL/Z00ED) へ Lineage OS 16.0 を導入する際に必要なTWRPのファイル名は TWRP-3.2.0-Z00ED-20171205.img である。
そして、肝心なオフラインでのブートローダーのアンロックツールは下記のサイトに公開されている。
[TOOLS] unofficial unlock ZE500KL bootloader | XDA Developers Forums
ubu_v01.zip は、最初の記事の CLICK TO SHOW CONTENT をクリックすれば、下部に
2. Flashable zip
it must flash with the modified twrp.
Download: ubu_v01.zip
と表示されるので、ファイル名をクリックしてダウンロードすればよい。
フォーマット済みのmicroSDカードには、 ubu_v01.zip をコピーする。
(TWRPから操作するので、展開の必要はない)
SDK Platform-Tools をインストールしたフォルダ(adb.exeが配置されたフォルダ)に、TWRP-3.2.0-Z00ED-20171205.imgをコピーする。
Zenfone2 Laser の<開発者向けオプション>から<USBデバッグをON>にし、ケーブルで接続後、PCとの通信を許可すれば、TWRPの起動準備は完了だ。
※開発者向けオプションがない場合、スマートフォンの<設定>より<ビルド番号を7回タップする>という例のアレをやる必要がある。もっとも、こんな記事を見ているユーザーが知らないはずもないが。
コマンドプロンプト(管理者)から、SDK Platform-Tools をインストールしたフォルダにカレントディレクトリを移動し、
adb reboot bootloader
を実行する。本体が再起動し、FastBoot Mode(アンドロイドのロボットが表示された画面) になれば、
fastboot boot TWRP-3.2.0-Z00ED-20171205.img
を実行する。
TWRPが起動したら、<Install>を押して<microSD>の<ubu_v01.zip>を選択してインストールを行う。
以上でブートローダーのアンロックは完了だ。
この後は続けて Lineage OS への移行を進めてもOK。
それにしても、ブートローダーのアンロックはオフラインでできるようにしておいてほしいものだ。
ちなみに、シャープ AQUOS sense4 SIMフリーでは、開発者向けオプション内に<OEMロック解除>が存在する。
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