2025年4月3日木曜日

Office2013のService Pack 1がインストールに失敗する

症状: Office 2013 Proffesional x64 を Windows11 Pro x64 にインストールし、 Windows Update をすると SP 1 だけがインストールに失敗する

原因: サービスの「Windows Font Cache」を無効にしていたため

対処: サービスの「Windows Font Cache」を有効化してから SP 1 をインストールする


すでに発売から12年過ぎ、延長サポートも切れた Office2013 をインストールする機会があった。サポート終了であってもアップデートは今も健在で、山ほど更新プログラムが提示されて長時間待つことになる。

しかし、途中で SP 1 だけがインストールに失敗し、0x80070643 のエラーコードが出ていた。

「0x80070643 エラーコード」で検索を行うと、どこのサイトも自信満々に「ウイルス対策ソフトが原因である」と書かれており、他の原因については触れておらず、「これで解決しなければ再インストールしましょう」とのこと。

もちろんうまくいかなかった。

これらの助けにならないコピペ記事があふれかえったため、チャットAIもまた同様の回答を返し、結果的に問題は解決しない。

ふと、インストール時に「Windows Font Cache」のエラーがあったことを思い出し、これを有効にした。すると、インストールに成功した。

Windows Font Cache サービスは、SSDのような高速ストレージでは効果が低いうえ、キャッシュ頻度が半端なく多いので消耗を早めてしまう、といった情報をもとに無効化していたのだ。

SP 1 の適用が済めば、再び無効化すればよいのである。 


※ Office 2016以降はどうなったのか気になるところ。

2025年3月17日月曜日

AMD-Vの有効化(Windows11 Proffessional 24H2)

[症状] VirtualBoxでAMD-Vを有効化できない

[原因] 非UEFIモードになっていたため

[対処] 下記の設定を行う


 [BIOS設定]
 OSタイプ = UEFIモード
 SVM Mode = Enable

[Windows Defender]
 コア分離 > メモリ整合性 = オフ

[Windows の機能]
 Hyper-V = Off
 Virtual Machine Platform = Off
 Windows ハイパーバイザー プラットフォーム = Off

[ローカル グループポリシー エディター]
 コンピューターの構成 > 管理用テンプレート > システム > Device Guard > 仮想化ベースのセキュリティを有効にする = 無効


[説明]

Windows で仮想化支援ができない、という記事は数多く存在するが、頻繁に仕様変更されるため、古い内容が役に立たなくなっていることが多い。

2025/3/17現在、Windows11 24H2 において AMD-V が無効化されており、あちこちの解説サイトや ChatGPT に質問を投げかけてみたが、改善されなかった。

 ハイパーバイザーによるコード整合性保護と Credential Guard の準備ツール(Microsoft Defender Credential Guard)を使うとよい、という記事をどこかで見かけたので、その要件を見ていくうちに「セキュア ブートがサポートされている必要があります」との一文が目に入った。

当方の新環境では Rufus で Windows11 をインストールしたため、UEFI(BIOS)設定でOSタイプを[非UEFIモード]にしていたのだ。これがまずかった。

[UEFIモード]に変更して起動すると、無事に AMD-V が有効化され、晴れて VirtualBox7.1.6 が起動できるようになった。めでたし、めでたし。 

 


 

 

 

 

 

 

 

※実に3年半ぶりの記事である。いやはや、なんとも。

Office2013のService Pack 1がインストールに失敗する

症状: Office 2013 Proffesional x64 を Windows11 Pro x64 にインストールし、 Windows Update をすると SP 1 だけがインストールに失敗する 原因: サービスの「Windows Font Cache」を無効にしていた...